2014年12月03日

高血圧とは?

まず血圧とは何なのかについて、考えてみたいと思います。血圧とは、一言でいえば、「心臓から流れ出る血液が血管壁にかける圧力」のことです。
心臓は、収縮と拡張をくり返す「ポンプ作用」によって、全身に血液を送り出す働きをしています。心臓がギュットと圧縮することによって全身に血液を送られ、全身を循環した血液が肺を経て心臓に戻ってくると、心臓は再び拡張します。

この心臓の動きは、当然のことながら決して止まることなく、年中無休で行われます。つまり、血液は絶え間なく心臓から押し出され、血管はその血液の圧力をつねに受け止めていることになります。しかもその圧力は、1.6〜1.8mの高さまで水を吹き上げる水圧にも匹敵するといわれるほどですから、内腔の直径が2.5cmほどの大動脈にかかる圧力がいかに強いものであるかは、想像にかたくありません。

血圧が高くなる、すなわち高血圧になるということは、ただでさえ大きな圧力を引き受けている血管に、さらなる負担をかけさせることになる、というわけです。

心臓のポンプ作用について…心臓は左心室、左心房、右心室、右心房の4つの小部屋に分かれていますが、この4 つのうち、動脈に血液を送り出す働きをしているのが左心室です。つまり、心臓が収縮するというのはこの左心室が収縮することで、収縮した左心室は、血液を大動脈へと送り出します。このときの血圧はもっとも高く、これを収縮期血圧(最大血圧)といい、いわゆる「上の血圧」がこれに当たります。

一方、左心室の収縮が終わって血液の送り出しが止まると、左心房から左心室へと血液が流れて心臓は拡張し、と同時に大動脈に流れ込んだ血液が、全身にめぐらされている末梢血管へと送られます。このときの血圧はもっとも低く、これを拡張期血圧(最小血圧)といい、上の血圧に対して「下の血圧」と呼ばれているものです。

では、血圧が高いというのはどの程度の数値をさすのでしょうか。それを示したのが、以下の表(日本高血圧学会「高血圧治療ガイドライン」) です。「至適血圧」は最適の血圧、「正常血圧」は理想よりもやや高めをあらわしますが、ガイドラインの数値はあくまでも目安です。基準値内であったり、正常であっても高めの場合は油断せず、十分な健康管理が必要です。
分類 収縮期血圧(最高血圧)  拡張期血圧(最低血圧)
至適血圧 <120 かつ <80
正常血圧 <130 かつ <85
正常高値血圧 130〜139 または 85〜89
I度高血圧 140〜159 または 90〜99
II度高血圧 160〜179 または 100〜109
III度高血圧 ≧180 または ≧110
(孤立性)収縮期高血圧 ≧140 かつ <90

posted by Blood pressure at 13:42 | Comment(0) | 血圧の基本情報
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