2014年12月18日

血圧を下げるための減塩調理方法

香辛料と薬味の活用

高血圧を予防するためには、塩、しようゆなどの調味料の使用はできるだけ少なくし、薄味を心がけるのがベストです。しかし、食塩を抑えて薄味にすると、「味気ない」、「物足りない」と感じがちになつてしまうもの。そこで、「塩気がなくてもこんなにおいしい」と思わせてくれる料理のコツを、いくつかご紹介しましょう。そのひとつが、とうがらしやからし、わさびやこしょうといった香草科を使うことです。
香草科を食べると、口の中が熱く、あるいは強い刺激を感じるので、「血圧を上げてしまうのでは? 」と考える方もいらっしやるかもしれません。しかし、「味つけにスパイスをプラスする」程度の分量であれば、何の問題もありません。もちろん、過剰に使うのはいけませんが、これらの香草科は、減塩によってメリハリの少なくなった料理にインパクトを与え、食欲を増進してくれるのです。

→詳しくは「刺激を利用する」です。

だしで物足りなさを補う

こんぶやかつお節、干ししいたけの戻し汁などのうまみを積極的に使うことも、物足りなさを補う方法のひとつです。
だし汁のうまみは、塩辛い、甘い、苦い、酸っぱいなどの味覚に並ぶ、「五味」のひとつ。
塩やしょうゆに比べると「インパクトが弱い」と感じられるかもしれませんが、素材の奥からにじみ出るうまみはこくがあってまろやかで、食べ物本来の味を楽しませてくれます。しかも、うまみにはグルタミン酸やイノシン酸などの有効な成分がたっぷり。うまみの活用は、まさに一石二鳥といえるでしょう。だしは1週間くらいなら冷蔵庫で保存がききます。だし汁でしょうゆを薄めて、割りしょうゆを作っておくのも便利です。
詳細は「だし汁を利用する」です。

酢と柑橘類

酢も減塩生活をサポートしてくれる強い味方です。酢の物やサラダだけでなく、煮物や妙め物の仕上げに少し加えてもO K。酸味がほどよいアクセントになって、料理の昧つけにメリハリをつけてくれます。
しかも酢に含まれるクエン酸や酢酸はエネルギー代謝を高める作用がありますので、脂質や糖質を分解して、肥満を予防する働きがあります。また、レモン、グレープフルーツ、すだち、かぼすなどの柑橘類にも、同様の効果があります。これらの柑橘類には独特の香りがありますので、焼き魚や野菜料理などを風味豊かに仕上げる効果もあります。こうして考えると、高血圧の食事療法は、ワンランク上の料理にトライすることにつながるともいえそうです。食事を制限されるととらえずに、食の楽しさを追求するつもりで、減塩料理を楽しみましょう。
詳しくは「酸味を利用する」です。

減塩の工夫はこんなところでも

ほかにも、さまざまな工夫があります。たとえば、焼き網やオーブンを使って、素材をカリッと香ばしく仕上げる。これは、食塩だけでなく脂肪分も減らす効果があっておすすめです。
また、しそ、しようが、みょうが、ねぎといった香味野菜を積極的に使うのもよいでしょう。ただし、これらの野菜は火を通し過ぎると香りが失われてしまうので、加熱料理では仕上げに加えるようにします。また、できるだけ注意していただきたいのが、新鮮な素材を使って料理をするということです。素材そのものの味がよければ、下味をつけたり、よけいな味つけをしなくともおいしい料理が味わえます。野菜も魚も、旬のよい素材を利用するよう心がけましょう。

減塩はゆっくりと

しかしなかには、「食塩の多い食事に慣れきってしまって、減塩料理は結構つらい」という人もいるかもしれません。そんな場合はいきなり減塩に切り替えるのではなく、徐々に味を薄くすることをおすすめします。たとえば、3品のおかずのうち、まずはひとつを減塩料理にし、1週間〜10日程度続けます。そして薄味の料理を食べ慣れてきたら、残りふたつを薄味にしてみます。
こうやって、食塩の少ない食事に少しずつ慣らしていくのです。食事療法は続けられなければ意味がありませんし、続けるためにはおいしく楽しいものでなければいけません。あせらず、しかし確実な方法を取りつつ、賢い食生活を実践していきましょう。
posted by Blood pressure at 11:11 | Comment(0) | 血圧の基本情報
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